肌の仕組みを知ろう!

肌の基本的な仕組みを知って理解することが、正しいスキンケアの近道です

真皮を守る基底層。真皮をつくるコラーゲン

time 2018/01/15

基底層とは

基底層からのターンオーバー

基底層とは、表皮の一番最下層、真皮との境目にある層のことです。基底層は、つねに新しい表皮細胞を生み出され、ターンオーバーが始まる場所でもあります。ターンオーバーが正常に行われている場合は、表皮(表皮細胞)は、約28日間のサイクルで生まれ変わります。

表皮細胞は、血液から送られる栄養と酸素により基底層で作られます。そのため、栄養が不足した場合や血行が悪くなった場合はターンオーバーに影響を与えてしまいます。

また、基底層は強い膜でできており、デリケートな真皮を守るという役割も持っています。というのも、基底層より上の表皮部分は傷がついてもターンオーバーにより元に戻ります。

しかし、基底層より下にある真皮の部分は、表皮のようにターンオーバーが行われいないので、一度傷がついてしまうと完全に元に戻ることはありません。そのため基底層には真皮をしっかり守る必要があるのです。

さらに、基底層にはメラノサイトがあり、それによりメラニン色素を生成し、真皮へ紫外線が届かないようにブロックするという役割も持っています。

メラノサイト仕組み

このように、基底層は、真皮を守るのに非常に重要な役割を果たしているのです。

ただし、基底層は年齢とともに弱くなってしまいます。それにより、メラニン色素が表皮ではなく、基底層より下の真皮に沈着するということも起こってしまします。そうなると、真皮ではターンオーバーが行われないので、メラニン色素が沈着することになってしまいます。これが長年の蓄積されることで、シミとして目立つようになってしまうのです。

 

コラーゲン

コラーゲンとはタンパク質の一種で線維状の構造を作る性質をもっています。このコラーゲンによる繊維のことを膠原線維とも呼びます。コラーゲンは、お肌や筋肉、骨、内臓など、体の至る所に存在しています。お肌のコラーゲンは主に真皮にあり、真皮の約70%がコラーゲンで出来ています。

コラーゲンはゴムのような弾力を持つ繊維なので、お肌を指で押してへこませても、指を離すとすぐに元通りになるのは、このコラーゲン線維のおかげなのです。しかし、コラーゲンは紫外線や加齢により劣化し、劣化すると弾力を失ってしまうのです。

真皮のイメージ

コラーゲンは、線維であって生きた細胞ではありません。そのため、表皮細胞のようにターンオーバーですぐに入れ替わるというようなこともできません。

コラーゲンは、真皮に存在する線維芽細胞という細胞から作り出され、古くなったものは酵素などにより分解されます。厳密に言えば、非常にゆっくりと新陳代謝はしているのですが、表皮細胞のターンオーバーようなスピードはなく、真皮にあるコラーゲンが入れ替わるのに約2年から6年かかるとも言われています。

しかも、40代以降になると、コラーゲンは、ほとんど新しく作られることはなくなります。そのため、年齢とともに真皮にあるコラーゲンは、どんどん劣化し量も減っていってしまいます。その結果、肌は弾力を失いシワとたるみが目立つようになってしまいます。

真皮を「いかに劣化させないか」ということが、肌を若く保つのにもっとも重要なポイントのひとつなのです。